性病
性病(性感染症)とは?
性行為でうつる感染症です
性病(性感染症:STD)とは、性行為でうつる感染症のことです。
近年、若い世代での性感染症が増えていて、感染していることに気づかずパートナーへうつしてしまうケースもあります。
必ず排尿痛や尿道からの排膿などの自覚症状が現れるとは限りませんので、少しでも違和感があればお早めに京都市下京区のくぼた泌尿器科クリニックまでご相談ください。
診察・検査により原因菌を確認したうえで、抗生物質の内服などの適切な治療を行わせていただきます。
主な性感染症
クラミジア
クラミジア・トラコマティスという微生物に感染することで起こる性感染症です。
感染すると男性の場合、尿道で違和感を覚えるようになり、女性ではおりものの量が増えたり、腹痛が起きたりします。
感染に気づかないケースもありますので、少しでも「おかしい」とお感じになられたらすぐに受診するようにしてください。
潜伏期間
1~4週間程度
淋病
淋菌に感染することで起こる性感染症です。
感染すると男性の場合、排尿痛や濃くて黄色い膿が出るなどの症状が現れます。
女性の場合、おりものの量が増加するなどの症状が現れますが、無症状のことも多いので注意が必要です。
潜伏期間
3~10日程度
尖圭コンジローマ
ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することで起こる性感染症です。
陰部にトゲトゲ型、カリフラワー型、ホクロ型などのイボができます。
自覚症状が現れないことが多いのですが、陰部にかゆみや痛みが生じることもあります。
潜伏期間
1ヶ月から1年程度
梅毒
トレポネーマという病原菌に感染することで起こる性感染症です。
病状は大きく第1期と第2期に分けられ、第1期では痛みをともなわない硬いしこりができ、第2期には手足などに多数の斑点ができます。
完治するまでに時間がかかりますので、根気よく治療を続けることが大切です。
潜伏期間
3週間から3ヶ月程度
トリコモナス
トリコモナス原虫に感染することで起こる性感染症です。
タオルの共用やトイレの便座などから感染するケースもあります。
感染すると男性の場合、排尿時の痛みなどが現れますが、症状が軽いため感染に気づかないことも多いです。
女性の場合、陰部にかゆみや刺激を感じたり、おりものの量が増えたりします。
潜伏期間
1~3週間程度
カンジダ
カンジダという真菌が原因で起こる性感染症です。
他の性感染症と違い、疲労の蓄積やストレスなどがきっかけで発症することもあります。
男性ではほとんど症状は現れず、女性では陰部の腫れ、かゆみ、白く粘性のあるおりものが出る、ボロボロとしたおりものが出るなどの症状が現れます。
潜伏期間
膣内などに常在するカンジダが繁殖することで発症します。
HIV感染症(エイズ)
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が原因で起こる病気です。
HIVに感染してもキャリアとなるだけで、AIDSを発症するまでは外見上、健康な方と変わりありません。
ただし、発症すると風邪のような症状や、下痢などの症状が現れます。
検査を受けなければ感染の有無が確認できませんので、心あたりがある方は一度検査を受けられることをおすすめします。
潜伏期間
3ヶ月から数年程度